
「今は高いから買わない」は、正しい判断でしょうか?
最近、住宅を検討されているお客様からよく聞く言葉があります。「家の価格が高くなっているので、少し様子を見ようと思っているんです」
たしかに、数年前と比べれば住宅価格は上がっています。
建材の価格高騰、人件費の上昇、円安の影響…。
こうした背景を考えれば、「今は買い時ではない」と考える気持ちもよくわかります。
でも私は、こう問いかけたいのです。
「現金で持っているお金の価値は、これからどうなるでしょうか?」
住宅を買うのを見送っている間に、「お金の価値」がどんどん下がってしまう現実。
今回は、現金の目減りと住宅価格の今後を踏まえ、 “本当に得する住宅購入のタイミング”について、少しだけ深掘りしてみたいと思います。
現金は安全ではあるけれど、価値は守れません
まず最初に、現金の「見えにくいリスク」についてお話しします。現在では、ほとんどの方が銀行な郵便局に預金していると思います。
しかし、普通預金の金利は0.001%程度。100万円預けても、1年後の利息はたったの10円です。
最近では0.1~0.2%と増えてきたと言われていますが、それでも100万円を預けても、1000円~2000程度しか利息が付きません。
一方で、2024年から続く物価上昇率は2~4%ほど。
つまり、お金の価値が毎年2~4%ずつ下がっているということになります。
たとえば、いま100万円持っていたとして、 1年後には実質的に97万円程度の価値しか持たないことになります。
金利が上がって、1000~2000円も増えた!と言っても実際には多くの損をしているのです。
「持っているだけで減る」 —— これが、インフレの怖さです。
住宅価格も、下がるどころか上がり続けています
次に、住宅価格の推移について。 日本全体で見ても、ここ10年間で新築住宅の価格は年々上昇しています。
要因はさまざまですが、特に大きいのは以下の3つ。
- 資材価格の高騰(特に木材・鉄骨・断熱材)
- 職人不足による人件費の上昇
- 長期優良住宅や省エネ基準への対応コスト
2020年に比べ、同じ間取り・同じグレードの家でも、今は200〜300万円高くなっているというケースは珍しくありません。
さらに困ったことに、この傾向はしばらく続きますし、何か余程のことが無い限り下がることはありません。
いわば、「待っても安くなる可能性は限りなく低い」というのが、住宅業界のリアルです。
つまり、“見送る”という選択が最大の損に
現金を持っていても目減りし、住宅価格も上がり続ける。この2つが同時に起こっているということは、 「時間が経てば経つほど、買える家のグレードが下がる」 ということを意味します。
10年前なら、1000万円台後半で建てられていた高性能住宅。
今では同じ内容で建てようとすると、3000万円を超えることもあります。
「あと2年待てば買える」ではなく、 「2年後には、今より条件が悪くなる可能性が高い」というのが現実です。
“将来の安心”を守るために、今動くという選択
もちろん、住宅購入は人生の中でも大きな決断。勢いや焦りで決めるべきものではありません。
でも、「現金の価値が下がる」という前提で考えると、 現金をただ保有していることこそ、最大のリスクだとも言えるのです。
家というのは、生活の場であると同時に、ある意味“資産”でもあります。
最近では、住宅ローンの金利もじわじわと上がり始めており、「金利×価格上昇×インフレ」というトリプルパンチが現実になりつつあります。
「買ってから得をした」と言う方はたいてい、 「価格が上がる前」「金利が低いうち」に動いた人たちです。
性能の高い住宅は、長期的に家計を守ってくれます
たとえば明工建設の家は、以下のような特徴があります。
- 太陽光発電と蓄電池で“光熱費がかからない家”
- 高断熱+高気密で冷暖房効率が良い
- 正圧換気で、家族の健康を守る空気環境
このような家に早く住み始めることで、 毎月の電気代や医療費の支出が抑えられ、結果的にお金が残るという流れが生まれます。
今このタイミングで建てることは、 「将来の損失を防ぎ、健康と資産を守る」行動だと私は考えています。
「高いからやめておこう」ではなく、「将来の損を避ける」ための一歩を
これから住宅購入を考える方にお伝えしたいのは、 “買うべきかどうか”ではなく、“買うならいつがベストか”を考えることです。現金で持っていても得にはならない。
住宅価格は下がらない。
そして、暮らしに必要な“家”は、必ずいつか必要になる。
そうであれば、「最も条件が良いうちに動く」ことが、 あなたとご家族にとって、最も賢い選択になるかもしれません。
「お金の価値」と「家の価値」は、いつまでも同じではありません。
住宅は“いつか買うもの”ではなく、“今の価値で買えるうちに動くもの”。
そんな視点で、ぜひ一度「今だからこそ建てる」という可能性も、考えてみてください。
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